後悔のその先に

久々になってしまいました＾＾；
遅くなりましたが、作品展も無事に終わりました～。
わざわざ会場に足を運んでくださった皆様、
本当にありがとうございました。
日程の中には雨の日もあり、そんな中でも
予定を変えずに駆けつけてくださったお友達もいて
そういうお気持ちにホントにホントに励まされたし、
心から嬉しかったです＾＾
また次の目標に向けて頑張ろうって思うことが出来ました。
たくさんの感謝を込めて…ありがとう☆

しかしながら…
見に来て頂いた方にこんな事を言ってはどうかとは思いますが
今回、自分の作品に関しては後悔ばかりが残り、
実は作品展が近づく毎にモヤモヤした気持ちでおりました＾＾；
他の方の作品ばかりがよく見えて、
自分の作品を恥ずかしいとさえ思いました＾＾；
それはきっと、自分がどれだけ作品と向かい合って制作に臨んだか、
自分が一番よく知っているから。
今回の制作中は集中力に欠け、
かなりの妥協をしていた自分をどこかでわかっていたからです。
作品がよく書けたとか、下手だったとか、そういう事ではなくて
気持ちで負けていた自分が悔しくて、
そればかりが悔やまれる作品展になってしまいました＾＾；

でも、考えようによっては
今こういう想いを味わったのはかえって良かったのかもしれません。
作品に向き合う気持ち次第でどれだけ自分が悔やむ結果になるか、
心底実感することになりました。
もうこんな思いは二度としません。
作品の出来栄えは兎も角、自分が納得出来るところまでやり抜く。
こんな恥ずかしい思いは二度としない。

今回のこの気持ちをずっと忘れない。
…書心、忘るべからず！です＾＾

※写真はその作品。戒めの為に恥を忍んでUP＾＾；
良寛さんの詩をかな交じりにて。

タグ：書あれこれ 作品展

コメント 6

なにごとも、始めたころの気持ちを持ち続けることは
大切ですよね~。　私も常に気を付けるようにしています☆

作品展、おつかれさまでした^^
by niki (2012-09-30 09:50) 

人間後悔や失敗を乗り越えないと成長しないものと思っています。
悔しい気持ちが次の作品の原動力になることもよくある事です。
成長する伸びしろがまだまだあるという事でもあるので、それが自分で解っているなら逆に良い事では？
自己満足して成長しない人よりかは断然良いことです。

写真で見る限りでは１５０cm×２の正方形の紙ですかね？
なかなか滲みもよく出ていて面白い作品ですよね！
来年は３尺６尺サイズの大きな作品とか挑戦してみたらどうですかww
by つるぎ (2012-09-30 15:20) 

★nikiさん
ありがとうございます～＾＾
ついつい忘れてしまいがちな気持ち、
常に意識して過ごしたいですね♪
by 海月シド (2012-09-30 20:24) 

★つるぎさん
確かに失敗や後悔なくして、進歩もありませんよね＾＾；
いつも自分の作品が満足～って思える事なんてないですが、
今回は今まで味わった事のない思いを味わいました。
それは自分の中の問題なんですよね。
今はいい経験をしたなと思っています。
作品には常に誠実であれ。
…この事を肝に銘じた作品展でした＾＾；

今回の作品は全紙二枚を並べた大きさです。
だから正確には135×140くらいでしょうか。
初めは淡墨にするつもりではなかったのですが
いい感じに滲みが出たのでこちらにしました。
3尺6尺ですか～何事も経験なので、その位のものも今度書いてみたいですね！
by 海月シド (2012-09-30 20:34) 

「花無心」は、良寛さんの詩の中でも、大変好きな詩です。

書道展でもしばしば拝見した記憶がありますが、
海月さんのように、円相に構成されたのは、初めて見ました。
まるで、良寛詩の根底にあるもの（書家莫山の言葉を借りれば、
「仏心の棲む風景」）を捉えた、一種の書画ではないかと、
受け止めました。素晴らしいです！

この詩については、片岡鶴太郎さんも独特の字形で、味わい深い
作品にしていますが、
なんといっても、コメントが素敵ですね。
「この詩は、一番好きな良寛さんの詩のひとつです。
この花と蝶のように、人と人との出会いも、こうしょう、ああしよう
と出会えるものではなく、天のはかりごと、自然の摂理に従って
いるように思う」と・・

詩の解釈はともあれ、また、海月さんにとっては、戒めの為に恥を
忍んでの作品かもしれませんが、
ひとりの普通の鑑賞者である私としては、何度眺めても、
良いなあ～心に響くなよなあ～
大好きな大好きな詩を、このように表現してくれて、ありがとう！



by 伀 (2012-10-04 19:07) 

★伀さん
こんばんは＾＾いつもありがとうございます！

今回の作品のこと…そんな風に言ってくださってありがとうございます；；
良寛さんの詩が書きたくて、この詩にしたのですが
私も大好きな詩のひとつです＾＾
そして、驚いたのは円相のこと…
解説なしにそこまで読み取ってくださるなんて思いもしませんでした。
この円のような配置は、まさしく一円相の形を意識したものです。
線で書いたものは私も何度か色々な所で見ましたが
それを字の集まりで表現出来ないかと思い制作しました。
紙の色を変えてみたり、字の下に何か模様の様なものを入れようかと思ったり
色々試しましたが、この良寛さんの詩の
自然の摂理に従って生きている、という内容に従い、
結局今回はあれこれ手の込んだ事はせずに、
字と墨の色そのものだけでシンプルに仕上げる事にしました。

…と、色々考えはしたのですけれどね＾＾；
とにかく、書く量が足りませんでした。
作品展はそんなに何度も経験しているわけではないですが
飾られた自分の作品を凝視出来なかったのはこれが初めての事です＾＾；
自分の心が貼り出されているようでした…乱れた心が＾＾；

でも、伀さんのコメント頂いて、ちょこっと救われました〜（笑）
こちらこそ、どうもありがとうです！！＾＾

by 海月シド (2012-10-04 20:25)