こころやさしきひと [臨書/百人一首]
※クリックで拡大します^^
【百人一首-98/左】
風そよぐ ならの小川の夕暮れは
みそぎぞ夏のしるしなりける
従二位家隆(じゅにいいえたか)
【本文訳】
風そよく 奈良の小川の夕暮は
三楚支そ夏のしる志なり介類
【内容訳】
風がそよそよと吹いて楢(ナラ)の葉をそよがせている。
この、ならの小川の夕暮れは、すっかり秋のように涼しいが
水無月祓(みなづきばらえ)のみそぎの行事だけが、夏であることのしるしであるよ。
【百人一首-99/右】
人もをし 人もうらめしあぢきなく
世を思ふゆゑにもの思ふ身は
後鳥羽院
【本文訳】
人毛をし 人裳うらめしあち支那く
よを思不故二物お无ふ美八
【内容訳】
あるときは人間がいとおしく、またあるときは恨めしくも思われる。
つまらないと世の中を思うゆえに、思い悩んでしまう私は。
今回の二首は季節の歌と人生の歌…と言えばいいのでしょうか。
98の歌に出てくる「みそぎ」(水無月祓)というのは6月末に行われた行事で
罪や汚れを祓うため、川などで水を浴びて身を清めることだそう。
99の歌は自分の心の内を見つめた歌で
私自身、そんな風に思う事もしばしばなので…共感出来る歌です。
人を想う故に時に恨めしく感じたり…きっとみんなそうなのかもしれませんね。
色んな人がいるからこそ心穏やかになれたり、また反対に心かき乱されたりすることもしばしば。
けれど私は心穏やかになれる人たちが周りにたくさんいてくれるから、
今こうしている間も何となく落ちついた気持ちでいられるんだと思っています。
いつも心かき乱される人と一緒では日々落ち着いて生活することも出来ない気がして^^;
周りにいてくれるそんな心優しき人たちに、ホントに感謝しています^^
…さて、百人一首も残すところあと一首となりました^^
キリよく今年最後の更新が百人一首の締めくくりになりそうな感じです(笑)
皆様、クリスマスは楽しく過ごされましたでしょうか^^
クリスマスが過ぎるとあっという間にお正月のカラーに染まりますね。
年末年始、元気に迎えられるように
今年の疲れを残さないようにしてくださいね!
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記念すべきラスト一枚はギリギリ最後にアップするんですね、本当にご苦労様でした。
本当にクリスマス終わると正月のカラー一色ですね、今日はなにげにお餅付きの日なのでたらふく食べる予定です。
昼に多少つまみ食いもしたんですけどね~♪
今年も本当にもう僅かで寂しいと言うか悲しいというかあっという間だったなというかあんまり良い年では無かったような気がします。
by つるぎ (2010-12-28 15:23)
★つるぎさん
ハイ、最後の一首は最後にとっておきました(笑)
今日はお餅つきだったのですか〜何だか良いですね^^
たらふく食べられましたか〜?
お正月が来る前に胃が弱らないように程々に♪^m^
そうですね〜あっという間の一年でしたね^^;
来年はお互いに良い年にしたいですね!
by 海月シド (2010-12-29 01:08)