次回は… [臨書/百人一首]
※クリックで拡大します^^
【百人一首-59/左】
やすらはで 寝まなしものを小夜ふけて
傾(かたぶ)くまでの 月を見しかな
赤染衛門
【本文訳】
耶春ら八て ね奈ま之ものを小夜ふ希て
可多婦久まての 月乎見し可奈
【内容訳】
あなたが来ない事を知っていたら、ためらわずに寝てしまったのに。
待っていたら夜が更けて、西に傾くまでの月を見てしまいました。
【百人一首-60/右】
大江山 いく野の道の遠ければ
まだふみも見ず 天の橋立
小式部内侍(こしきぶのないし)
【本文訳】
大江山 い久のゝ三遅の遠希れ八
ま多文毛見す 天の橋立
【内容訳】
大江山を越え、生野を通る、母のいる丹後への道は遠すぎて
まだ天の橋立を踏んでみたことがなく、母からの文も見てはいません。
左の歌は恋人の来訪を待って寝ずに起きていたと恨み言を述べた歌。
待ち人来たらず…ってところでしょうか^^;
気持ちはわかりますよね。現代も共通の想いです;;
「かたぶく」とは西の山に月が傾く事で、夜明け頃をさすそうです。
右の作者の母親は56で出てきた和泉式部。
親子して歌詠みが上手いと評判だったそう。
やっぱり遺伝子のなせる技かしら^^
大江山とは現在の京都府福知山市の千丈が嶽のことだそうです。
「天の橋立」を前に持ってきて変化をつけた構成になっています。
百人一首もやっとこさ60まで来ました〜^^;
…が、ここのところバタバタ続きで
今年の目標の一つ、古典臨書のスタートが遅れております^^;
書道は古典臨書が基本。どんな時でも忘れてはならない修行です。
お稽古の課題が増えても、自身への課題が増えても
これだけははずしてはいけないもの。
最近ちょこっと臨書が疎かになっていて反省です。
次回は古典臨書のスタートがUP出来ればと思っております〜^^
何を書くかはもう決めました♪乞うご期待です〜(笑)
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こんばんは、海月さん♪
その後、少しでも落ち着かれましたか?
まだお体のご無理はきかずとも、気持ちだけでも平穏な
日々を送られているといいのですが…^^
もう3/5ですね~^^
筆が進まれるのは、とても喜ばしい事なのですが、
ふと思うと、最期の歌を拝見する時、
宗流、少し寂しく思っちゃうかもしれませんね^^;
やすらはで…現在だったら「ねぇ、来るの?」って
メールかTELで簡単に聞けても、そこは文明の利器
当時はただ待つしか法はなかったのでしょうね。
でも、宗流がもしこの時代の歌の主だったら、
夜中にそっと抜け出して会いに行っちゃったかも^^
う~ん。。アンニュイさの欠片も感じられない宗流…。
遠くの母を思う気持ちは、身体は留まっていても野山を
越えて、母の許に駆けたのでしょうか…先の歌もそうなの
でしょうが、当時は「会う」という事が今よりずっと大きな意味が
あったのでしょうね。そう思うと、何処でも自由に行き来できる今、
もっと「会う」という事を大切にしなきゃ、と思う宗流です♪
by 宗流 (2010-02-19 00:12)
海月さん
相変わらずバタバタ(失礼・・)していますか・・?
私は、暇な時間だけは、たっぷりありますので、
この機会にと、フアンのひとりとして
貴女の過去記事(0906以降)まで
隈なく拝見拝読させていただきました。
日常茶飯事に対する素直な表現、人生への真摯な姿勢が窺われ、
熱い感情が湧いてきました。
度々、書道に対する熱い思いが綴られていますが、伺うにつれ、
掲載されている数々の書作品も、一つ一つ味わい深く拝見しました。
私にも大変参考になる記述がいっぱいありました。
二つだけ書きしるします。
「自分の目指すものが・・迷路に迷い込んだりする。
それでも書道展などの作品をみたり、誰かと書の話をするたびに
”書きたい”の気持ちが巻き起こる。
それだけがハッキリ言える小さな確信」
お稽古の先生から言われたこと。
「ものすごく書き込んだなあ~と自分で思える時がないと、
なかなか先には進めない。
いっぱい練習したときは、あんまり変わらないと思えても、
その後に、ぐ~んと伸びる事が多い」
::練習はウソをつかない:::
「古典臨書UP」スタ-ト、期待してます
by shotatu (2010-02-19 15:15)
書き込みはお久しぶりです。
新しい古典臨書するんですか?
古典は良き勉強ですから何を始めるにもいいことですね。
それにしてももう60も書いているんですね、月日が過ぎるのも早いですね~それだけ頑張ってる証拠ですね。
先生に仮名教わって無いのにこれだけ書けるなんて本当に凄いですね。毎回ビックリしてます。
by つるぎ (2010-02-19 22:06)
★宗流さん
こんばんは^^いつもありがとうございます!
何とはなしに気持ちが落ち着かない日が続いている感じです^^;
でも、書をしている時は別の時間が流れている感覚なので
それだけでも救いになっています♪
確かに、100までいったら
私もちょっと寂しくなっちゃうかもですが(笑)
でも、その後もまた形を変えて
新たに続けていきたいと思っておりますので
またその時はお付き合いいただけたら嬉しいです^^
昔は誰かに会うのも、連絡をとるのも
一苦労だったでしょうね〜。
だから待ちぼうけをくわされる事も多々あったのでしょうね^^;
この、小式部内侍の歌には逸話があって
母親の和泉式部が歌の名人だったために
小式部内侍も上手い人だったんですが、
それは母親の贋作ではないかとからかわれた事があったそうなんです。
和泉式部が出掛けていた間に歌会があり、
「母君がいなくてどうするのですか?
遠くにいる母君に遣いでも出しましたか?」とからかわれ、
その席で即興でこの歌を詠み、皆をアッといわせたとか^^
歌で返すあたりは流石ですよね♪
by 海月シド (2010-02-19 23:40)
★shotatuさん
こんばんは^^いつもありがとうございます^^
そしてそして、過去の記事まで隈無く読んでくださったなんて〜
貴重なお時間を頂いてありがとうございます^^
色々感じてくださって、とても嬉しかったです。
基本的にいつも色んな感情が渦巻いて
それを自分で整理するために綴っている事が多いのですが^^;
独り言のような事にも、何か感じてくださる方がいるのだと思ったら
私自身も励みになりました^^
浮き沈みの繰り返しではありますが…
これからもお付き合いいただけたら嬉しいです!
練習はウソをつかない、これは本当にそうだと思います!
人によって回る道、かかる時間は様々だとは思いますが
絶対に何か自分が行った分は、
いつか自分に返ってくると思うし、それを信じています^^
そう思っていると、色々頑張れるっていうのもありますけれど(笑)
古典臨書、近々UPしますので
これからまたよろしくお願いします〜^^
by 海月シド (2010-02-19 23:51)
★つるぎさん
お久しぶりです〜!
その後お身体大丈夫でしょうか〜?
こうしてコメントくださるくらい元気になられたって事かな^^
何はともあれ本当に良かった!
お稽古の中で古典臨書は必ずカリキュラムに入っているので
何かしらは書いているんですが、それとは別にまた全臨目標で始めたいと思っています。
課題の提出とか色々あるとなかなかそこまで出来ないのが現状なんですが…^^;
そこを何とか、時間を作って少しずつ進めたいと思ってます。
百人一首はもう去年からやってますからね〜遅い方です^^;汗
これも今年全臨目標にしてますので^^
うかうかしているともう年末…なんてことになりかねないので頑張りまっす(笑)
by 海月シド (2010-02-19 23:55)